夏越しの祓(なつごしのはらえ)

六月の最後の日。

今日は夏越しの祓(なつごしのはらえ)の日。



一年の折り返しで、半年分の穢れ(ケガレ)を祓(はら)って、残りの半年の無病息災を願う日です。その昔、この日は氷室(ひむろ)という冬に張った氷を保存している山の室から取り出した氷が宮中に献上されたそうです。



氷の溶け具合で吉凶を占って、氷を口にすることで夏を健康に過ごすまじないとしたようです。



温度計などない時代ですから、氷が早く溶ける年は「今年は暑くなるから気をつけるように。」とか「日照りが続くかもしれない」とかというふうに占ったのかもしれませんね。



そんな「氷を口にする」という殿上人の風習が民衆に伝わって出来たのが「水無月」というういろう菓子。氷を象ったういろうに厄払いを意味する小豆を乗せ、これまた厄よけを意味する三角に切られた和菓子です。



そんなわけで今日は水無月を食べる日。

夏の暑さを無地に過ごすことが出来ますように・・・と、おいしく水無月をいただきましょう。





公園にも氷が必要そうな子がいます。



にゃあさん



にゃ!にゃあさん?!もしや暑さで!







にゃあさん2



Zzzz・・・・ Zzzz・・・・ Zzzz・・・・





昼寝ですか。





ちゃっかり、一日中日陰で一番風通しの良いところを選んでおられます。



さすがだね。にゃあさん。